カーディフ城を初見学

もう10ヶ月近くカーディフに住んでいますが、今更になってようやくカーディフ城を見てきました。

 

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これまで5つほどウェールズのお城を見てきましたが、カーディフ城も他と同じく質素な佇まいでした。

 

 

お城の近くに別の建物もあって、中を少しだけ見学してきました。

 

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カーディフ城を見学した後に隣接しているBute Parkを散歩して、一周して戻ってきた後にカーディフのメイン通りを散策、その後ベイ・エリアに抜けるという順序で観光すればカーディフ観光は半日で済みます。

(バスで少し遠出すれば他の観光スポットを見ることもできますが、それについては過去の記事をご参照ください。)

 

カーディフでの生活も残り一ヶ月ほどなので、それまでにたくさん思い出を残しておこうと思います。

カーディフ近郊の観光スポット

今回はカーディフの中心地からちょっと離れた観光スポットを紹介します。

Llandaff Cathedral(スランダフ大聖堂)

カーディフ城の真後ろから北に伸びる Bute Park の北西に抜けた先、University of Wales Institute (Llandaff Campus)の近くにあります。

12世紀に建てられた古い教会です。近くで見ると結構な大きさでした。

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教会の内部も細かい装飾が施されていて、その中でも見所は「荘厳なキリスト像」です。

内部の写真は撮っていませんが、一番奥の部屋の天井から我々を見下ろすように建てられています。

Castell Coch(EN: Red Castle)

英語で「赤い城」という名前の小さなお城です。国道A470線に並走するA4054線から小高い丘の上に入ったところに建っています。最寄り駅のTaff’s Well駅から歩いて行けないわけではありませんが、30分近くかかると思います。

ウェールズ人の先生に聞いたところ、地元の人たちも気に入っている場所の一つだそうで、写真を撮っている時に地元のおじさんから「Great Castleだろ?」と聞かれました。(GreatというよりLovelyの方が近い気がしますが)

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これまで訪れたウェールズの城の中でもかなり小さい部類に入るお城で、その小ささから愛らしさを感じさせます。

それもあってか結婚式サービスも提供しているようで、ぼくが訪ねた時にちょうど一組の夫婦のセレモニーがありました。

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●Garth Hill(ガースの丘)

Taff’s Well駅、Gwaelod-Y-Garth村の北西にある小さな丘(山?)です。村のふもとの登山道から歩いて一時間ほどで頂上まで登ることができます。

ここは映画『ウェールズの山』のモデルになった場所で(ストーリー自体は作り話)、作品を見ていない人には意味不明だと思いますが、頂上に「人為的に土が盛られた場所」が確かにありました。

頂上に行くまでいくつかのルートがありますが、途中、羊が放し飼いにされているエリアにも立ち入ることができました。

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別の場所では牛も放し飼いされていて、ここがカーディフの中心地から自転車で一時間しか離れていないとは信じられないほど、時間がゆったりと流れていました。

登山道に戻り、そこを抜けると丘の頂上に続いている道があります。

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けっこう急な坂道で道幅も狭く、自転車で一日中走り回って疲れていた足腰に更にダメージを受けました。。

意外としんどいなあと思いながら登り始めて30分ほどで頂上に着きました。

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カーディフは港町で低いところにあるので、少し高いところに登れば街を一望することができます。

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山を降りた後は、来たときと同じようにTaff Trailというカーディフの南北を流れるTaff川沿いのサイクリングコースを走って、Bute Park沿いの大学寮まで戻りました。

今回の観光スポットはバスや電車でも回れると思いますが、自分は自転車しか使っていないので、観光で訪れる方は事前にバスの路線図を調べていかれると便利かと思います。(役に立たなくてすみません・・・)

なお、過去の記事でベイ・エリアや民族博物館等の他の観光スポットについて触れていますので、よろしければこちらもご覧下さい。

北ウェールズ旅行 二日目

◆4月16日(火)

北ウェールズ観光二日目です。朝7時に起きて朝食を頂きました。

ホテルの人たちはとても親切で、シングルルームで朝食込みで一泊25ポンドはかなりお得でした。(バスルームは共有ですが)

B&Bのリビング

B&Bのリビング

 

朝食後はスノードン山登頂のため、早めにチェックアウトして山に向かいました。

といっても、時間もなければ体力もなかったので、登山鉄道で頂上まで行き徒歩で下って帰ることにしました。

 

ホテルから登山鉄道の駅までの徒歩10分の道のりで、道端でヤギに遭遇しました。

ヤギ横断注意

ヤギ横断注意

 

ホテルに着いたのが日が暮れた後だったので気付きませんでしたが、スランベリスはカラフルで可愛らしい街並みでした。

カラフルな街並み

カラフルな街並み

 

天気も良く穏やかな朝だったので絶好の登山日和かと思いきや、山頂付近での強風と降雪のため登山鉄道の運行がキャンセルになっていました。。

歩いて登頂するのもスタッフに止められてしまったので、諦めて登山ルート入り口をちょっとだけ登って引き返すことにしました。そうすると途端に強い風が吹き出して、何度か体がよろけました。

確かにこれで足元の不安定な山頂に行ったら危ないですね・・・。

 

柵で仕切られていましたが、けっこう近くにヤギがいました

柵で仕切られていましたが、けっこう近くを歩いていました

一時間ほど登ったあたり

一時間ほど登ったあたり

これ以上は危険だと言われたような気がしました(気のせい)

これ以上は危険だと言われたような気がしました(気のせい)

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とても強い風が吹いていました

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放牧された羊や馬が沢山いました

登山電車。本当はこれで山頂まで行けるはずでした。

登山電車。本当はこれで山頂まで行けるはずでした。

 

一時間ほど登ったあたりから道も険しくなり、風も一向に止む気配がなかったので諦めて引き返し、湖を周回する湖畔鉄道に乗ることにしました。

蒸気を吹き上げていました

蒸気を吹き上げていました

撮影スポットで一時停車

撮影スポットで一時停車

湖から見たスノードン山

湖から見たスノードン山

 

湖畔鉄道を降りた先に、ちょうどBangor行きのバス停があったので、ここでLlanberisとお別れすることになりました。

スノードン山登頂は、再来月の一時帰国前か、9月に大学院の授業が始まる前に再挑戦したいと思います。

 

Bangorでバスを乗り換え向かった先は、バンゴールの北、アングルシー島にあるBeaumaris(ビューマリス)です。

ここも海に面した街で、ビューマリス城が建っています。

ビューマリス城の中庭

ビューマリス城の中庭

海からの敵の侵攻を阻んでいたのだと思います

海からの敵の侵攻を阻んでいたのだと思います

北ウェールズの他の城より、堅牢そうな印象を受けました

北ウェールズの他の城より、堅牢そうな印象を受けました

 

バスの本数が少なく一つ逃すと帰りの電車に間に合わなくなってしまうので、ビューマリスは一時間半ほどしか滞在できませんでしたが、城を見るだけでも十分な価値があります。

街自体も非常にコンパクトなので、もう一時間もあれば街を隅々まで見て回れたかと思います。

街の小さな教会

街の小さな教会

庭のベンチ

庭のベンチ

 

その後はバスでまたBangorに戻り、街中を少しだけ散策しました。ここは交通の要所でありウェールズ大学バンゴール校もありますが、他の街と比べて見るものがありません。。

一応、それっぽい写真を一枚あげておきます。

バンゴール大聖堂

バンゴール大聖堂

 

バンゴール校の学生たちは、普段何をして過ごしているんだろうかと思いながら時間を潰し、バンゴール駅で電車に乗ってカーディフに帰りました。

帰りの電車は、乗り換え無しでしたが4時間半も乗りっ放しでちょっとだけ辛かったのですが、山登りで疲れていたのもあって、半分くらいは寝ていたような気がします。

バンゴール駅

バンゴール駅

プラットフォーム

プラットフォーム

 

今回の北ウェールズ旅行では、ウェールズの魅力を再発見することができました。

スノードン登頂のために、ここにはまた戻ってきたいと思います!

北ウェールズ旅行 一日目

イースター休暇の前半にイタリアとフランスを10日間観光し、イギリスに帰ってきてからエジンバラと北イングランドのニューカッスルに行ってきましたが、最後に北ウェールズを一泊二日で観光してきました。

今週の水曜からフルタイムで授業が始まったので、北ウェールズ観光がイースター休暇中の最後の旅行でした。

Conwyとその周辺

印のついているポイントがConwyです

 

今回の旅行では、初日にコンウィ、スランディドノ、カーナボンを観光し、翌日にスランベリス(スノードン山)、ビューマリス、バンゴールを観光しました。

今回も一人旅だったので、気の向くままに歩き回りました。

 

◆4月15日(月)

前日の夜に電車のチケットを購入し、行きは50ポンドで帰りは16ポンドでした。

イギリスの場合、早めに予約すればするほど安くなりますが、まさか3倍ほどの値段の差がつくとは・・・。

 

カーディフ中央駅で朝7時の電車の乗り、直通運転で北ウェールズのConwy(コンウィ)に着いたのは、約4時間後の午前11時過ぎでした。

駅近くのトンネルは城壁をくり抜いて造られていました

駅近くのトンネルは城壁をくり抜いて造られていました

 

コンウィ出身の友人によると、街の見所は何と言ってもコンウィ城だそうで、駅を出てさっそく向かいました。

北ウェールズの他の城下町もそうでしたが、お城とその城壁が街全体を囲んでいて、お城を中心に街が出来上がっていました。

街の外周を囲んでいる城壁

街の外周を囲んでいる城壁

お城が見えてきました

お城が見えてきました

 

入場料は学生割引が適用されたので、大人料金より1ポンドほど安く入場することができました。

コンウィ城内部

コンウィ城内部

城のてっぺんから海を眺めました

城のてっぺんから海を眺めました

城から見下ろしたコンウィの街並み

城から見下ろしたコンウィの街並み

 

お城を出たところでお昼ご飯を食べることにして、お城の近くにある「Fishermans Chips Shop」という友人おすすめのレストランでフィッシュアンドチップスを食べることにしました。

魚が新鮮で油っこくなくて、サクッと揚げてありとても美味しかったです。これなら週に一回食べても飽きません。

(ちなみに、ロンドンやカーディフで食べるフィッシュアンドチップスは、そこまで美味しくありません・・・。)

いままで食べた中で一番美味しかった

写真で見ると普通ですが、いままで食べた中で一番美味しかったです

 

昼ご飯を食べ終わった後は海岸に出て「イギリスで一番小さな家」を見てきました。入場に1ポンド必要みたいだったので、外観を眺めるだけで終わりにしました。

イギリスで一番小さい家だそうです

イギリスで一番小さい家だそうです

 

その後は駅前のバス停からバスに乗ってLlandudno(スランディドノ)に向かいました。

ウェールズ語の単語はパッと見て読めないのが多いのですが、”LL”は”ス”と発音します。ウェールズ語は奥が深いですね・・・。

 

今回の旅では都市間の移動にバスを利用して、最初に6ポンドで一日券をゲットしました。少なくとも3回以上乗るなら元が取れるのでお得です。

LlandudnoはConwyからバスで30分ほどにある海沿いリゾート地で「不思議の国のアリス」の所縁の地だそうです。

そこに余り興味はありませんでしたが、海沿いの散歩道はとてもキレイでした!

 

家族連れで賑わっていました

家族連れで賑わっていました

ウェールズ独特のビーチ沿いの景色でした

ウェールズ独特のビーチ沿いの景色でした

 

海沿いをぐるっと回ってからトラムの停留所に向かい、オーム丘を登るトラムに乗車しました。

このトラムは20分に1本ずつのペースで運行していて、だいたい20分くらいで頂上まで行く事ができます。

トラム

トラム

丘の頂上から眺めたスノードン山

丘の頂上から眺めたスノードン山

 

ここでの予定は全て済ませたので、再びバスに乗り込みました。

当初はBangor(バンゴール)に行ってそこでバスを乗り継ぎ、ホテルのあるスノードン山の麓のLlanberis(スランベリス)に行ってホテルにチェックインする予定でしたが、明日午後に観光する予定だったCaernarfon(カーナヴォン)行きのバスが出ていたので、予定を変更してこれに乗ることにしました。

スランディドノからカーナヴォンはバスで一時間半と以外に時間がかかり、お目当てのカーナヴォン城に着いた時は17時を過ぎていて閉館していました・・・。

仕方が無いので、城の周りを歩いて外観を眺めるだけにしました。

 

ここでもお城は街並みの一部になっていました

ここでもお城は街並みの一部になっていました

海側から見たカーナヴォン城

海側から見たカーナヴォン城

 

真偽は不明ですが、コンウィ城とカーナヴォン城は『天空の城ラピュタ』のモデルになったお城だそうで、言われてみれば確かに似ているような気がしました。

情報ソース:こんなにあるの!?ラピュタのモデルと噂されている場所まとめ

 

お城を見て回った後、バス停の戻ると上手い具合にBangor行きのバスが来ていたので、それに乗り込みました、

Bangorに着いてからLlanberis行きのバスが来るまで一時間ほど時間が空いたので、近くのケンタッキーで晩ご飯を食べました。

Bangorのバス停

Bangorのバス停

 

Llanberis行きのバスに乗り込むと、乗客は4人のウェールズ人と自分だけで、運転手と乗客がウェールズ語で会話をしていました。

 

みんなよく笑うし、とにかく声が大きい(笑)

運転手のおじさんが狭い田舎道を猛スピードで飛ばすのでヒヤヒヤしましたが、親切にも宿の前でバスを停めてくれたおかげで、小雨の中を歩かずに済みました。感謝。

 

ホテルにチェックインして、近くのパブに一杯引っ掛けに行きましたが、客が誰もおらず、店主はテレビドラマに夢中でした(笑)

今回利用したB&Bのシングルルーム

今回利用したB&Bのシングルルーム

Prince Of Walesという素敵な名前のパブでした

Prince Of Walesという素敵な名前のパブでした

 

翌日に早起きしてスノードン山に登る予定だったので、この日は早めに寝ました。

次回の投稿で二日目の様子をお伝えします!

『天空の城ラピュタ』のモデルになった南ウェールズを訪ねる

カーディフ大学のInternational Student Officeの主催するバスツアーに参加し、カーディフ郊外を観光してきました。

朝9時にメイン校舎の前に集合し、カーディフベイ、St Fagans national history museum(セントファーガンス民族博物館)、Caerphilly Castle(カーフィリー城)を見学して16時に寮に戻るというスケジュールでした。

 

 

カーディフベイ

 

 

カーディフは、かつて石炭で栄えたヨーロッパで最も新しい首都で、湾岸の様子は神奈川県の横浜に少し似ています。

近くにはBBCウェールズ交響楽団の本拠地もあったので、機会があれば『オペラ座の怪人』あたりを観に行ってみようと思います。

 

 

続いてセントファーガンス民族博物館

 

 

 

ここでは昔ながらのウェールズの民家、貴族の屋敷がウェールズ各地から移築されてきており、とてもキレイな状態で保存されていました。

ちなみに、イギリスでは多くの博物館が無料で、ここでは入り口に募金箱が置かれていました。

 

 

そして最後にカーフィリー城

 

 

これぞウェールズ! という風貌のお城で、一緒に見学していた他国の留学生もえらく感動していました。

一節によればウェールズは『天空の城のラピュタ』のモデルになったところだそうで、ブログで検索するといくつかの投稿がヒットします。

(情報ソースはこちら

 

言われてみれば確かに似てるかも? お城に関しては、おそらくウェールズがモデルになったんだと思います。

 

 

カーディフに住み始めて10日ほど経ちますが、ウェールズではウェールズ語をはじめ独自の文化が根付いており、知れば知るほど奥深い魅力をもった国です。

 

 

ついに明日から授業が本格的に始まりますが、とてもリフレッシュできた一日になりました。

気持ちを切り替えて勉強に集中しようと思います。